☆ 上手なコテの使い方 ☆
「お好み焼きはコテで食べるもン。箸で食べるのは邪道じゃ」お好み焼き
通の方ならこう言うかもしれません。ですが、コテの使い方のコツを知ら
ないと、舌や唇を火傷しそうで怖い。しかし食べ方のコツを知れば、これほど
お好み焼きを美味しく食べられる道具はありません。どうぞ参考にして
みて下さい。
まずコテの持ち方ですが、柄の上部をしっかり握って下さい。これが基本中
の基本になります。特に色々な具が重なり合っている広島風は、しっかりと
握って力を入れて切って下さい。
次に、食べるに当たっては、切る大きさがポイントになります。鉄板で熱く
なったコテにお好み焼きをのせて、噛み切ろうとすると、誤ってコテに舌が
触れて火傷をしてしまう恐れがあります。そこで食べるときは、やや小さめ
ひと口大に切って食べることが肝心です。
切り方は、丸いお好み焼きを大きく横に切り、切り離した部分を小さく切って
食べていく方法と、初めから一ヶ所を三角形に切り離したら、出っ張った角を
三角または四角く切って食べていく二種類が一般的です。
それと、間違えやすいのがコテ自体の使い方です、形は似ていても、コテは
フライ返しではないので、使い方も違います。フライ返しのようにコテの真ん中
の部分でお好み焼きをすくう人がいますが、コテの中央部にのったお好み焼きを
食べるとなると、口を大きく開けないと食べられない。初心者には火傷の危険
があります。コテは角の方でお好み焼きをすくう、そして角の方から食べる。
これが標準的な食べ方です。これならコテからはみ出ているお好み焼きの部分
が大きいので食べやすい。大口を開けて食べる必要もなく火傷の心配もあり
ません。
現在の食生活ではあまりコテで食事をする事が無いと思います。出来ることなら
お好み焼きを食べる時くらいコテを使って食べて、その雰囲気も味わって頂きた
いです。多分コテで食べる方が美味しく感じるはずです。
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